「相手に非はないけど離婚したい」(自分に非がある)
「浮気されてこのまま離婚するのは許せない」
「子どもがいるし、生活費が心配」
上記のように考えている方いませんか?
離婚したいと思う理由はひとそれぞれです。
不貞行為はもちろん、生活リズムの違いや干渉する親戚づきあいなど、離婚する原因はさまざま。
子どものことを心配し、我慢している方もいるでしょう。
当記事では下記の内容についてまとめました。
- 離婚したい時の弁護士の選び方
- 初回相談のために準備しよう
- 弁護士に相談した場合の流れについて
- 離婚後の調整と支援
当記事をご覧になれば我慢することなく、離婚にふみきり新しい未来の自分と大切な家族のイメージがつかめるでしょう。
離婚したい時の弁護士の選び方
離婚に強い弁護士がいます。
弁護士に依頼を考えるということは、話し合いでまとまるような、円満な離婚ではない場合がほとんどでしょう。
そこで、第三者の専門家に客観的に介入してもらい解決する必要があります。
では、実際にはどのように弁護士を選ぶべきでしょうか。
個人により生活環境や家族構成も異なるので、そういった状況を踏まえたうえで、
一般的な条件をご紹介します。
離婚案件の経験数が豊富
実績や経験数が豊富な弁護士がもちろんベストです。
机上の論理というわけではありませんが、法律や実務だけではカバーしきれません。
離婚する当事者に寄り添うことや、社会保障などのアドバイスは、経験を積んだベテランならでは!です。
弁護士事務所をWEBで検索し、口コミなどを参考に探してみましょう。
相談しやすい弁護士とは
一番はもちろん「相性のよさ」ということ、それは言わずもがなだと思います。
しかし利便性や、連絡をしたら早めに返事をくれるというフットワークの軽さも大事です。
離婚で相談したい方は子どもがいる場合も想定できるので、こちらの都合に寄り添ってもらえる弁護士がいいですよね。
何度も打合せをする場合に「近場でわかりやすく説明してくれて、なおかつ話をきちんと聞いてくれる」ところが理想です。
離婚以外のストレスがない弁護士を探しましょう。
弁護士費用の相場と支払い条件は?
一番気になるのは、費用はどのくらいかかるのかまた実際の支払いはどのようにするか、です。
また、相談料の規定というのは特に設けておらず、弁護士事務所により料金が異なります。
いくつかピックアップした弁護士事務所より、見積を取って比べてみてもよいかもしれません。
また実際の支払い方法は現金、銀行振込が多いですが、クレジットカードやキャッシュレスでの支払いも受付しているところもあります。
支払い方法は、事前に確認しましょう。
【弁護士費用の目安と種類】
相談料 | 離婚相談する場合に支払う料金 | 【目安】30分5,500円~ |
着手金 | 正式に依頼し、案件に取り掛かることが決定した際に発生する料金 | 【目安】300,000円~600,000円 |
成功報酬金 | 解決した際に支払う料金 | 【目安】200,000円~500,000円+慰謝料や財産分与などの金額に応じて〇% |
日当 | 案件を解決するために事務所外で活動した際に支払う料金 | 【目安】半日拘束で33,000円~55,000円(税込)一日拘束で55,000円~110,000円(税込) |
実費 | 裁判所に納める収入印紙代や、弁護士の交通費など | 実際にかかった費用 |
上記の表より、依頼する内容により支払う金額やタイミングが変わります。
とりあえずどんな感じが相談したい~法テラスとは~
法テラスとは、相談事の内容により問題ごとを解決するための制度や手続き、窓口などを国が設立した無料の法律関係の案内所です。
いきなり弁護士事務所はハードルが高い、自分の悩みは相談していいのかなど悩まれる方も多いでしょう。
そういった方におすすめなのが法テラスです。
弁護士を実際に利用すると費用は高額なので、法テラスを活用して解決できるのが最善かもしれません。
初回相談のために準備しよう
法律相談というのは、限られた時間内で区切っている場合がほとんどでしょう。
限られた時間内でコミュニケーションがとれるように相談する側も準備が必要です。
一方的に自分ばかり話をして、30分使ってしまい、アドバイスが受けられないというようなことがないようにしましょう。
また、弁護士の話をさえぎらないようにするのもポイントです。
用意した相談内容が分かりにくかったり、無駄に長くならないようまとめておくのがいいでしょう。
必要書類をリストアップしてみる
相談する側もされる側も、貴重な時間を使っています。
いざというときに滞りなく話ができるよう忘れ物がないようにしましょう。
下記、おすすめチェックリスト
- 事前に準備したメモ
- 関係しそうな全ての資料
- 弁護士の話をメモができるもの
- 録音した証拠品など
- 印鑑
事前に準備したメモは、伝え忘れ防止のために用意しましょう。
いざというとき、ひとは緊張して忘れてしまうものです。
関係しそうな証拠となる全ての資料を持っていくのも必須ですね。
ボイスレコーダーなど録音したものは、しっかりとした証拠となります。
弁護士の質問やアドバイスなどはメモはとることも忘れずに。
印鑑はそのまま契約となった際にあるとよりスムーズに話が進むでしょう。
期待する成果と目標を明確化する
弁護士を頼るということは、多大なお金と労力と時間を費やします。
かけた費用分、満足度が高い成果を期待しますよね。
それにはまず、弁護士を依頼したことにより「どうなりたいのか」を考えましょう。
あとから後悔のないように、「どうなりたいのか」「どうしたいのか」という目標が明確になると、弁護士に希望を伝えやすくなります。
意思を明確にすることで、希望にそった成果を得ることが期待できるでしょう。
相談内容の整理は必須!
弁護士相手に限った話ではないのですが、相談することや何かをひとに伝えるというのは難しいです。
聞いている方が混乱しないよう、相談内容は整理しましょう。
一般的にひとが集中して聞けるのは1分程度と言われています。
もちろん1分以内に要約しないといけないわけではありません。
しかしながら、頭の片隅に置き話がしっかり伝わるよう整理して話しましょう。
弁護士に相談した場合の流れについて
弁護士に依頼しよう!と思っても実際にどのような流れなのかイメージがつきにくいかもしれせん。
上記で図解にしました。
①相談
メールや、電話、または実際に会って面談することも可能です。
シンプルな順としては、メール→電話→面談と、内容によっては実際に会って相談したほうがいいケースもあります。
②対面で法律相談する
上記①を経て、対面で法律相談をしそのまま解決に至るケースも。
ただし、相談だけでは解決まで至らない場合は依頼するということが多いでしょう。
③案件に着手
弁護士が実際に相談内容の解決に向けて動きます。
④解決・支払い(終了)
案件(離婚問題)について解決したら、費用を支払い終了です。
以上が、一連の流れになります。
初回相談のプロセス概要
さて、初めて弁護士に相談する際は実際にどのような手順になるのでしょう。
無料相談もあるので、できれば無料の範囲で解決できるのが理想ですよね。
実際にメールで予約する際のテンプレートがありますので、以下を参考にするのもおすすめです。
メールや電話ではなく、実際に会って相談する際にはどのような資料が必要なのか、
事前に確認しておくのがベターです。
相談内容を簡潔にまとめたメモを準備し、最初の相談で納得のいくような結果になるようこちらも準備しましょう。
自分の質問と弁護士からの質問回答の準備をしよう!
初回相談当日、実際に相談内容を簡潔にまとめておく事前準備は、どのようにしたらよいのか悩むと思います。
相談内容をメールで書く際、もしくはメモとしてまとめる場合の参考になりますので、以下を参考にしてみるとよいでしょう。
持参した資料とメモで、不足する箇所は弁護士から質問されます。
弁護士からの質問内容が想定される場合は準備ができますが、不測の場合も想定されます。
質問された内容をまとめて、後ほど回答できるようにしましょう。
自分の状況と要望の伝え方
相談するにあたって、事実はありのままに話しましょう。
起こった事実をできる限り客観的に話し、事実は捻じ曲げないよう、隠さないようにするのがポイントです。
話しにくい内容や自分にとって不利な状況の話もする場合もあります。
もしも全てを伝えなかった場合、後々自分が困ったり、弁護士との信頼関係が築けなくなってしまうことも。
またどうしてほしいのか要望もしっかり伝えることも必要です。
正確に弁護士に状況を伝えることにより、弁護士もアドバイスしやすくなります。
実際に弁護士との契約に進んだら
長い時間のお付き合いを想定される弁護士を選びました。
選ぶ基準はひとにより基準は違うでしょう。
費用だったり、相性だったり、場所だったりするかもしれません。
時間がない方はネットの口コミを参照して決めたりすることも。
自分の中で選りすぐった信頼ができる弁護士と実際に契約に進んだら、当日は次に紹介する内容を確認しましょう。
依頼契約の種類と内容について
離婚には種類があります。
協議離婚 | 一般的にある夫婦間で話し合いのもとで進める離婚。夫婦間で解決しやすい。 | 【弁護士がサポートする内容】・協議離婚合意書の作成・公正証書の作成やサポート。 |
調停離婚 | 夫婦間で話し合いがまとまらない場合に家庭裁判所で話し合いを進める離婚。家庭裁判所にておこなう。 | 【弁護士がサポートする内容】・弁護士を代理人としてたてることも可。 |
審判離婚 | ほとんどの内容が合意できているが少しのズレがあり離婚に至ることが難しい状況(レアなケースが多いので少ない) | 【弁護士がサポートする内容】・弁護士を代理人としてたてることも可。 |
離婚裁判 | 夫婦間で話し合っても解決できない場合、裁判で決める。(離婚条件など)家庭裁判所にておこなう。 | 【弁護士がサポートする内容】・弁護士を代理人としてたてることが必須(勝つために有利) |
協議離婚ではない限り弁護士に相談したほうがスムーズにいくでしょう。
また、専門的な書類の作成に関してはアドバイスがあるほうがストレスがなくおすすめです。
委任状の意味と重要性
離婚に関して、法律に詳しくない一般人が孤軍奮闘するのは厳しいです。
時間や労力が無駄になって、余計なストレスが増えてしまうことも。
専門家である弁護士にお願いをして代わりに事務処理を含む代理人などをお願いするのが、「委任状」になります。
「委任状」に関しては、不要なケースや種類などもあるので弁護士に相談しながらすすめましょう。
離婚後の調整と支援
離婚したら最も気になるのが生活費です。
今後の生活や住居などの問題がでてきます。
残念ながら生活費は請求できません。
しかしながら他に請求できるお金があるので、弁護士に相談しましょう。
夫婦間(当事者間)だけでは、もらえるお金ももらえなくなる可能性もあります。
財産分与、子どもの親権、養育費の取り決め
具体的に離婚でどういうお金がもらえるのか、弁護士を介して取り決めをします。
財産分与 | ・名前のとおり財産を分ける・慰謝料・離婚後の自分と同じ生活水準を配偶者も維持できるようにする。 |
子どもの親権 | 子どもの財産・契約を管理し、身の回りの世話や教育をする義務。 |
養育費 | 子どもの親としての義務は離婚後もある。親と同じ生活水準を子どもも維持できるようにする。 |
当事者間だけでは難しい内容と法律に基づき公平性に判断してもらう必然性がありますね。
損をしないように弁護士には、離婚した後の財産分与、親権、養育費について最後まで相談しましょう。
離婚したいと思ったら弁護士に相談してみよう!のまとめ
実際に弁護士に離婚相談した際の内容は以下の通りでした。
- 弁護士費用は弁護士事務所により異なる
- 離婚にはいくつか過程がある
- 離婚後のもらえるお金について
離婚をしたくてもできない、その理由がどれぐらいの費用や時間やストレスがかかるのかイメージがつきにくい方もいるでしょう。
勇気を出して新しい生活、新しい自分になれるチャンスをつかめるといいですね。
離婚後に実際にもらえるお金について参考になるサイトは
ぜひ参考にしてくださいね。
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