「価値観の違いから別れた」
「あのひととは価値観が違う」
よく聞く「価値観の違い」ですが、具体的に「価値観の違い」とは何でしょう?
他人に一口で説明するのは難しいですよね。
さて、離婚理由にあがりがちな「価値観の違い」ですが、男女、同性、異性、家族、友人。
一対一で他人とピッタリ分かり合えるのは、奇跡に近いかもしれません。
そのような中で結婚し、一緒にいる時間が増えるにつれて感じる違和感。
我慢できればいいのですが、我慢にも限界はあります。
当記事では下記の内容についてまとめました。
- 価値観の違いについて
- モラハラ
- 自己肯定感
当記事を最後までご覧いただければ、理想の相手と再婚できるでしょう。
価値観の違いが起こる理由
「価値観」の定義とは「どんなことに価値を見出すのか」ということが一般的です。
「どんなことに価値を見出す」=「どんな考え方をしているのか」
考え方が行動指針となります。
価値観がピッタリ合うひとなどいません。
その違いを受け入れて、折り合いをつけていくのが人間関係とも言えるでしょう。
ではどのように価値観の違いが起こるのでしょうか。
親との関係と生活環境
子どもが育つ過程で一番の手本は、親です。
親の考え方や、家庭環境などが子どもの価値観に大きく影響します。
例えば、自分の親が間違っていたとしても気づくきっかけは幼少期には、もちろんありません。
幼少期の生活環境や親の教育の影響は大きいでしょう。
同じ親から生まれてきても、考え方は兄弟姉妹により異なるので、生まれつきの要素も合わさります。
関わってきたひとの影響
今まで関わってきた周りのひとの影響も大きいですね。
何を選択し、どういうひとと付き合ってきたのかにより価値観が変わってきます。
個人だけを見てみても価値観は違うのですから、異なる価値観が合わさったとしてもまったく違う価値観ができますね。
人生経験
皆が皆、同じ経験だけをしているわけではありません。
天災を経験してもどの角度から同じ物事をみているのか、日本にいるのか、海外にいるのか。
幸せだけを経験しているひともいません。
経験の数だけ、価値観もバラエティー豊かになると言えるのではないでしょうか。
価値観の違いが離婚事由とできるのか
このひとと合わないから離婚したいという漠然とした理由だけでは、周りを納得させられないということ、ありますよね。
民法第770条では
- 不貞行為(つまりは浮気)
- 悪意の遺棄(別居し、生活費も払わない)
- 消息不明が三年以上
- 重度の精神病にかかり回復できないだろうという場合
- 婚姻を継続しがたい重大な理由
法律で認められている離婚事由は上記となります。
ただし、人間なのですべての結婚、離婚が法律に当てはまるとは限りません。
価値観の違いを離婚事由とするには、どうしたらよいのでしょう。
納得がお互いにできれば離婚できる
「協議離婚」とは話し合いで離婚することです。
離婚をしたいと思った時にまず、話し合いをするでしょう。
話し合いだけで円満に解決できることが理想です。
当人たちが感じている価値観の違いについて、話し合いで納得できればそれに越したことはありません。
法定の離婚事由が必要となることもある
すべての夫婦が話し合いだけでスムーズに離婚できるとは限りません。
話し合いが当事者間でまとまらない場合、最終的には裁判までいきます。
裁判まで話が進んだ場合、法定の離婚事由がないと離婚は難しいでしょう。
離婚につながる価値観の違い
法定の離婚事由がないと裁判となった際に、離婚は認められません。
逆を言うと、当人たちが感じている価値観の違いが法定の離婚事由に繋がった場合は裁判で認められます。
法定の離婚事由での離婚は、誰しもが納得いく理由となるでしょう。
お金
お金から結びつく法定の離婚事由としては、「2.悪意の遺棄」と「5.婚姻を継続しがたい重大な理由」が考えられるでしょう。
「2.悪意の遺棄」としては生活費として現実的ではないお金を渡す、もしくは全く渡さないなど。
「5.婚姻を継続しがたい重大な理由」としては、借金やギャンブルなど。
金銭感覚の違いにとどまらない場合、裁判にて離婚が認められるでしょう。
衛星面
衛生面での感覚のズレも、価値観の違いとも言えます。
- 手洗いうがい
- 帰宅後、家着に着替えるか
- お風呂(シャワー)はいつ入るのか
- シーツやタオルは毎日洗濯するのか
清潔の感覚レベルが、家庭によりバラつきがあると家族付き合いが、疎遠となる原因になりがちです。
その衛生面に対する感覚が妥協できるレベルか、生活を共にするのが難しいレベルなのか。
意外かもしれませんが、些細なことが離婚に繋がります。
夫婦関係や性別の考え方
現代は互いを尊重し、協力しあって生活を共にするのが一般的とも言えます。
しかしながら、夫は外で働き、妻は家庭を守るという考え方のひともゼロではありません。
自分の両親や祖父母の関係性を見てきた結果でしょうか。
ただし、男性だけではなく女性もそのように考えるかたもいらっしゃいます。
若干、時代と共に変化はあり共働きの必要性は高まっているにもかかわらず、その考え方に平等性はないでしょう。
女性は家事も育児もするのは当たり前、だけどお金も稼いでほしいという考えをするひともいます。
価値観を否定するモラハラ
「モラハラ」ですが「モラル」と「ハラスメント」を融合した言葉であり、「道徳や倫理観」を「いやがらせする」という意味合いです。
精神的に苦痛を与えるモラハラは、家庭だけではなく職場などにも起こりえます。
考え方(価値観)を否定するのもモラハラの一種です。
家庭内モラハラの実態
家庭内モラハラとは、身体的な暴力はなくても精神的な暴力にあたり、家庭内暴力と言えるでしょう。
夫婦間だけではなく、親子間でも普通にあります。
精神的に追い詰めるのが目的なので、無視したり心無い言葉を浴びせたりする行為です。
下手すると自分の存在全てが否定され、それが当たり前になるので、洗脳されていると言っても過言ではありません。
家庭内モラハラの対処方法
大きく分けると3つのアプローチがあります。
- 本人へのアプローチ(自覚させる)
- 第三者に相談してみる
- 物理的に距離をおく
考えられる可能性を探り、離婚するかしないかを判断すべきでしょう。
本人に自覚させる
人を傷つけているという認識は残念ながら、本人にはありません。
穏便に話し合い、モラハラを扱うメンタルクリニックに連れていくのが一番でしょう。
第三者に相談してみる
極論ですが、洗脳されているような状態(自分で正しい判断ができなくなっている状態)は、第三者に相談してみましょう。
カウンセラーやNPO法人、自治体や弁護士など、希望に寄り添う形で相談ができます。
物理的に距離をおく
別居してみて距離をおくことにより、離婚した後のイメージが具体的につきやすくなるでしょう。
考えているだけではなかなか踏み切れません。
再構築するにしろ、お互いに関係を見直すいいきっかけになりますね。
【価値観の違い】モラハラの特徴
どういう男性がモラハラをするのでしょうか。
付き合っている(入籍前)に気づけるのが理想的です。
むしろ付き合う前から気づけるのがベストでしょう。
プライドが高い男
下記のチェックリストですが、あなたのパートナー、もしくはあなた自身が当てはまっていたらプライドが高いと言えます。
- ひとを見下す
- すぐに相手を否定
- 大きな失敗や挫折をしたことがない
- 同じ目線で考えられない
- 頑固で意見を押し付けがち
- 自分のミスを素直に受け入れられない
- いじられるとムキになる
- すぐにキレる
ほかにもありますが、プライドが高いひとの特徴は上記が多いのではないでしょうか。
他人の気持ちや空気を読むのが苦手だと思われますが、プライドが高いので認めるひとは少ないでしょう。
番外編~音信不通~
お付き合いをするうえで、ケンカすることもありますね。
LINEなどSNS、電話を着信拒否をする男性はやめておいたほうがよいでしょう。
話し合いで価値観を合わせていく行程を飛ばしていくようなひとは、プライドが高いと言えます。
外づらの良さ
モラハラ夫は外づらが、各段に良いです。
一緒に暮らしている妻が一番、肌身に実感するでしょう。
職場の人間関係、義実家との関係など普段見ることのない妻が、夫の外での顔を見るとびっくりします。
ただし、家に帰ると本来の自分をさらけ出しているのか、悪口のオンパレード。
もはや二重人格ですね。
暴力は振るわない
モラハラ夫は暴力を振るいません。
精神的に苦痛を与えることに全力を注ぎます。
妻や子どもに直接暴力を振るわなくても、物に当たることはしばしば。
大きな音で威嚇しようとしている行為が、大人げありません。
【価値観の違い】モラハラ被害者はどんなひと?
誰にでも分け隔てなく優しく、誠実であろうとするひとはモラハラの被害に逢いやすいです。
自分の意見をはっきり伝えられない=弱いという印象をモラハラ加害者に与えてしまいやすいでしょう。
その優しさにつけいられ、「私がいないとこのひとはだめ」という思い込みができてしまうこともあります。
平和主義
「平和主義」=「優しい」=「自信がない」
これらは同じ階層にいると言ってもよいでしょう。
相手に強く言われると迎合したり、もめるより、自分が引けば丸くおさまるという考えは、平和主義で素晴らしいですが、モラハラのターゲットにされやすいです。
我慢強い
違和感を感じているのは自分だけ、自分が引けば丸くおさまると思い、我慢し続けているとそれが普通になってしまいます。
いつのまにか理不尽さなどに慣れ、痛みを感じなくなり、我慢強いという結果ですね。
誠実さと尽くしてしまいがちな性格のため、モラハラ加害者の要望や、命令が通りやすくなってしまいます。
【価値観の違い】自己肯定感とは
自己肯定感は自分自身を受け入れ、肯定的に評価することです。
自分自身の存在を信じて行動することにより、ストレス耐性や自信もつき、人生がより豊かになっていきます。
自己肯定感が低いと、自信のなさが手にとるようにわかりやすく、他人からの評価を下げたりモラハラ加害者につけこまれたりします。
【価値観の違い】モラハラ夫と離婚する流れについて
何も準備をせずに、直接離婚の話を本人にするのはおすすめしません。
モラハラが深刻になると、逆上されて警戒され離婚しづらくなったり、余計な恐怖心を植え付けられることも。
ただし、モラハラ具合がそこまで深刻ではない場合、プライドが高いので逆に執着せずスムーズに離婚に応じることもあるかもしれません。
自分の直感を信じて、準備しましょう。
モラハラの証拠をあつめよう
外づらが良いモラハラ夫との離婚には、証拠集めは必須です。
証拠があることにより離婚がスムーズに進み、慰謝料の金額にも変化があります。
- 証拠能力が高いもの(医師の診断書などや警察への相談記録)
- 証拠となる音声・動画・SNSなど
- 第三者の証言
離婚の話が具体的に進むまであとは、バレないように最後の辛抱あるのみです。
弁護士に相談する
証拠を集めたら弁護士に相談しましょう。
いきなり弁護士事務所に電話するのはハードルが高くても、まずは無料の相談窓口などに電話をしてみるのも方法の一つですね。
【価値観の違い】モラハラ夫へ慰謝料請求!
モラハラで慰謝料を請求できる相場は50万円~300万円です。
結婚期間や、証拠により請求できる金額は変わってきます。
ただし、モラハラで請求できる慰謝料は、期限が決められており、離婚後3年以内に請求するようにしましょう。
【価値観の違い】自己肯定感を高めて今度こそ幸せになろう!
価値観のすり合わせすらできない、モラハラ男に付けこまれる。
そういった悪循環から抜け出して、自分が変わる必要があります。
自分の状態が悪いと同じような状態のひとが集まってくるほうが多いでしょう。
自分に目を向けて、変なひとを寄せ付けないようにすると良いかもしれません。
信頼できる人間関係
家族関係は自分で取捨選択することはありませんが、友人、恋人、結婚相手は選べます。
少しでも違和感を感じたら、距離をおいて静観するのも手段の一つでしょう。
無理に付き合う必要もなく、ご縁が切れたら執着する必要もありません。
新しく信頼できる人間関係を築けるのは自分だけなのです。
他人と比較しない
親子であっても他人と比較するというのはよくあります。
もはや他人と比較するという意識は日常茶飯事なのでしょう。
しかし、比較されたほうは傷つき、自信もなくなっていきます。
周りの行動を止めることはできませんが、自分自身の行動はコントロールができますよね。
自分が他人と比較しなければ問題ありません。
離婚理由は価値観の違い?モラハラを引き寄せる体質から卒業しよう!のまとめ
価値観の違いからの離婚については以下の通りでした。
- 価値観のすり合わせは大事
- 離婚に結びつく価値観のズレ
- モラハラにあったら?
- 自己肯定感を高めよう
自分の意見が言えない、通らないのはストレスです。
結婚前でも結婚してから相手の本性がわかったとしても、人生を棒に振る必要はありません。
自分も変わる努力をし、次は幸せになりましょう。
離婚理由は価値観の違い?モラハラを引き寄せる体質から卒業しよう!の参考になるサイトは
ぜひ参考にしてくださいね。
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